【家庭菜園】きゅうりをプランターで栽培!初心者でも簡単な育て方をご紹介

この記事で分かること
・植え付けの方法:適した時期や苗の選び方、植え付け時の注意点。
・支柱の立て方:きゅうりのツルを支えるための支柱の設置方法。
・水やりのポイント:適切な水やりのタイミングと方法。
・肥料の管理:元肥と追肥の重要性と、適切な施肥のタイミング。
・病気対策:うどんこ病やべと病など、きゅうりに多い病気の予防と対策。
・収穫のタイミング:きゅうりを美味しく収穫するベストな時期と方法。
はじめに
家庭菜園を始めたいけれど、広い庭がないから無理だと思っていませんか?
実は、プランターを使えばベランダや小さなスペースでも簡単に野菜を育てることができます。
特に「きゅうり」は初心者にも育てやすく、家庭菜園にぴったりの野菜です。
みずみずしくシャキシャキとした食感のきゅうりを、自宅で収穫できるのはとても魅力的です。
本記事では、プランターでのきゅうり栽培の魅力や成功のコツを詳しく解説し、植え付けから収穫までの流れを分かりやすく説明します。
きゅうりの家庭菜園の魅力とは?
きゅうりは生育が早く、初心者でも比較的短期間で収穫を楽しめる野菜の一つです。
種から育てることも可能ですが、市販の苗を使えば、より簡単に栽培を始めることができます。
自分で育てたきゅうりは、スーパーで売られているものよりも風味が豊かで、鮮度も抜群。
さらに、無農薬で育てられるため、安心して食べることができます。
また、きゅうりはツルを伸ばしながら成長するため、見た目にも爽やかで、家庭菜園の景観を楽しむことができます。
夏場は葉が日除けの役割を果たし、涼しげなグリーンカーテンとしても活用可能です。
このように、きゅうりの家庭菜園には多くの魅力が詰まっています。
プランター栽培ならベランダや庭で手軽に栽培可能
広い畑がなくても、プランターを使えば、ベランダや庭の小さなスペースで簡単にきゅうりを育てることができます。
プランター栽培の最大のメリットは、土の管理がしやすいことです。
地植えよりも病害虫のリスクが低く、土壌の水はけや肥料の調整が容易になります。
適したプランターのサイズは、深さ30cm以上のものが理想的です。
きゅうりは根を深く張るため、小さすぎるプランターでは成長が阻害されてしまいます。
支柱を立てることでツルをしっかりと誘引し、風通しの良い環境を作ることが大切です。
また、プランター栽培なら移動が可能なため、日当たりの良い場所を選んで育てることができます。
特にきゅうりは日光を好むため、一日6時間以上の日照が確保できる場所に置くのが理想とされています。
初心者でも成功するためのコツ
初心者がきゅうりのプランター栽培を成功させるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 適切な品種を選ぶ
- 初心者には「夏すずみ」や「シャキット」といった耐病性が強く、育てやすい品種がおすすめ。
- 良質な土を使う
- 水はけと通気性の良い培養土を選びましょう。市販の野菜用培養土を使うのが簡単です。
- 水やりの管理
- きゅうりは水分を多く必要とする野菜です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。ただし、過湿は根腐れの原因になるため、排水性の良い環境を作ることが重要です。
- 支柱をしっかり立てる
- ツルが伸びるため、早めに支柱を立て、ツルを誘引することで形よく育ちます。
- 適度な追肥をする
- きゅうりは栄養をたくさん消費するため、定期的に追肥を行い、健康な生育を促しましょう。
きゅうりのプランター栽培の基本

きゅうりってどんな野菜?
きゅうり(Cucumis sativus)はウリ科に属するつる性の一年草で、夏野菜の代表格です。
原産地はインドとされ、温暖な気候を好みます。
シャキシャキとした食感とさっぱりした風味が特徴で、生食から漬物、炒め物まで幅広く利用されます。
日本で栽培されるきゅうりの品種には、一般的な「白イボ系」や「黒イボ系」、ミニきゅうりなどがあり、家庭菜園でも育てやすい種類が豊富です。
きゅうりの成長スピードと栄養価
きゅうりは成長が早く、発芽から収穫までおよそ50〜60日ほどで完了します。
植え付けから1か月程度で開花し、その後わずか1週間ほどで実が成長し収穫が可能となります。
そのため、適切な管理を行うことで、長期間にわたり収穫を楽しむことができます。
栄養面では、きゅうりは約95%が水分でできており、低カロリーな食材です。
カリウムを豊富に含んでおり、体内の余分な塩分を排出する効果があるため、むくみ予防にも役立ちます。
また、ビタミンCや食物繊維も含まれており、美容や健康維持にも適した野菜です。
野菜の中でも水分が多い植物で、乾燥に弱い
きゅうりは水分が多い野菜であるため、乾燥に非常に弱い性質を持っています。
特に、開花から実が成長する時期には、安定した水分供給が求められます。
水切れを起こすと、実が曲がったり、成長が遅れたりする原因となります。プランター栽培では、土の乾燥を防ぐために敷きワラやマルチングを活用すると良いでしょう。
きゅうり栽培に適した環境・気温(週間ごとの生育状況)
きゅうりの生育には、気温が重要な要素となります。
- 発芽期(1〜2週間目): 気温が20〜30℃の環境で発芽が促進されます。土壌温度が低いと発芽が遅れるため、春先の栽培では寒冷紗やビニールで保温するのが有効です。
- 苗の成長期(3〜4週間目): 25℃前後の気温が理想的です。この時期は、本葉が数枚展開し、つるが伸び始めるため、支柱を立てる準備をします。
- 開花・結実期(5〜7週間目): 気温が25〜30℃の環境が最適です。日照不足や水不足に注意し、肥料を適切に施すことで、実の付きが良くなります。
- 収穫期(8週間目以降): 1日に1〜2cm成長するため、適切なタイミングで収穫することが重要です。実が大きくなりすぎると種が硬くなり、食感が落ちるため、早めの収穫を心がけましょう。
プランターで栽培できるメリット

家庭菜園初心者でも手軽に育てられる
プランター栽培の最大のメリットは、土壌の準備が簡単なことです。
畑での栽培と異なり、良質な培養土を使用すれば、初心者でも手軽に育てられます。
また、ベランダや庭先など限られたスペースでも栽培が可能で、土壌の病害虫のリスクも低減できます。
病気や害虫対策がしやすい
プランター栽培では、土壌の入れ替えが簡単であるため、連作障害を防ぐことができます。
また、害虫が発生した際も、発見しやすく、早期対応が可能です。
アブラムシやうどんこ病などの対策として、葉の裏側までこまめにチェックし、必要に応じて薬剤散布や天敵昆虫を活用するとよいでしょう。
支柱やネットを活用することで省スペースでのつる管理が可能
きゅうりはつる性植物であるため、適切な支柱やネットを利用することで、狭いスペースでも効率よく栽培できます。
特に、縦方向に誘引することで、風通しが良くなり、病害のリスクを軽減することができます。
ベランダなどの限られたスペースでは、ネットを活用して壁面栽培を行うことで、より効率的な管理が可能です。
プランター栽培ならではの工夫を凝らしながら、美味しいきゅうりを育ててみましょう。
きゅうりのプランター栽培に必要な準備

必要な道具・材料
プランターの選び方(cm単位での高さやサイズ)
きゅうりのプランター栽培には、十分な根の成長スペースを確保するために、大きめのプランターを選ぶことが重要です。最低でも深さ30cm以上、幅40cm以上のプランターを選びましょう。
これは、きゅうりの根がしっかりと広がり、水分や養分を効率よく吸収できる環境を作るためです。
また、排水性を確保するために底に十分な穴が空いているものを選び、必要に応じて鉢底石を敷いて通気性を向上させましょう。
プラスチック製のプランターは軽量で扱いやすく、通気性の高い素焼きのプランターは根腐れのリスクを軽減できます。
ベランダで栽培する場合はプランターの底面がしっかりしていて安定感のあるものを選び、強風で倒れないように配置にも気を配りましょう。
培養土の種類と選び方
きゅうりの生育には水はけが良く、保水性も兼ね備えた土が適しています。
市販の「野菜用培養土」を使用すると手間がかからず便利ですが、自作する場合は次の配合を参考にしてください。
- 赤玉土(小粒):5割
- 腐葉土:3割
- バーミキュライトまたはピートモス:2割
この配合により、水はけが良く適度な保水力を持つ土壌が作れます。
さらに、元肥として有機肥料(堆肥・油かす)または緩効性化成肥料を加えておくと、苗が健全に育ちます。
肥料の種類と追肥のタイミング
きゅうりは成長が早く、多くの養分を必要とする野菜です。
元肥として緩効性肥料を入れておくだけでなく、生育が進むにつれて適切に追肥を行うことが重要です。
追肥のタイミング
- 植え付けから2週間後(本葉が5〜6枚になった頃):液体肥料または化成肥料を適量与える
- 開花後:2週間に1回のペースで液肥を施す
- 実がつき始めたら:1週間に1回の頻度で追肥を行う
使用する肥料は、窒素・リン酸・カリウムをバランスよく含んだものを選びましょう。
窒素が多すぎると葉ばかりが茂って実がつきにくくなるため、リン酸とカリウムを適度に含んだ肥料を選ぶのがポイントです。
支柱・ネットの活用法
きゅうりはつる性植物なので、支柱やネットを利用して適切に誘引する必要があります。以下の方法で設置しましょう。
- 支柱の立て方: プランターの四隅に長さ150〜180cmの支柱を立て、上部で交差させて固定する。
- ネットの設置: 支柱にネットを張り、つるが絡みやすいようにする。
- 誘引の方法: つるが伸び始めたら、やさしくネットに誘引し、風通しが良くなるよう調整する。
支柱やネットを適切に活用することで、病害虫の被害を抑え、きゅうりが健康に成長しやすい環境を作ることができます。
植え付け時の注意点
きゅうりの苗を植え付ける際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 植え付けの適期: 5月〜6月の暖かい時期が最適。
- 苗の植え方: 根鉢を崩さずに優しく植える。
- 水やり: 植え付け直後はたっぷり水を与え、その後は土の表面が乾いたら水を足す。
- 防寒・保温: 春先や気温が低い日は、不織布やビニールでカバーする。
植え付け時に根を傷めると、生育不良につながるため、慎重に作業を行うことが重要です。
きゅうりの苗選び
品種の選び方(家庭菜園向き・病気に強い品種)
家庭菜園向きのきゅうりは、耐病性が高く、比較的コンパクトに育つ品種がおすすめです。
代表的な品種には以下のようなものがあります。
- 夏すずみ: 病気に強く、初心者向け。
- シャキット: 味が良く、実付きが良い。
- フリーダム: イボなしで食べやすい。
- なるなる: 小型のプランター向き。
品種によって育ち方が異なるため、育てやすさや用途に応じて選びましょう。
良い苗の見分け方(表面がしっかりしている苗を選ぶ)
良い苗を選ぶことは、成功する家庭菜園の第一歩です。次のポイントをチェックしましょう。
- 葉が濃い緑色でツヤがある
- 茎が太く、しっかり立っている
- 葉と葉の間隔(節間)が詰まっている
- 病害虫の痕跡がない(葉の裏をよく確認)
- 根が回りすぎていない(ポットの底から根がはみ出していないかチェック)
元気な苗を選ぶことで、植え付け後の成長がスムーズになります。
接ぎ木苗と実生苗の違い
きゅうりの苗には「接ぎ木苗」と「実生苗」の2種類があります。
- 接ぎ木苗: ウリ科の強健な台木にきゅうりを接ぎ木した苗。病気に強く、長期間収穫できる。
- 実生苗: きゅうりの種から育てた苗。接ぎ木苗より安価だが、病気に弱い。
初心者や長く収穫を楽しみたい方は、病気に強い接ぎ木苗を選ぶと失敗が少なくなります。
きゅうりのプランター栽培の育て方【7つのステップ】

1. 植え付け
正しい植え付け時期と方法
きゅうりのプランター栽培では、植え付け時期が重要です。
最適な時期は春(4月~5月)または初夏(6月)で、最低気温が15℃以上に安定したころに行いましょう。
ホームセンターや園芸店で手に入る苗を使うのが初心者にもおすすめです。
土の表面になって苗を植える
プランターには排水性の良い培養土を使用し、苗を植える前に十分に水を与えます。
植え付けの際は、ポットから苗を取り出し、根を傷つけないように注意しながら土の表面より少し深めに植えましょう。
株間は30~40cmほど確保すると、根がしっかり張りやすくなります。
失敗しないための注意点
苗を植えた直後は、直射日光が強すぎると根が傷むため、日陰で管理するのがコツです。
また、風通しの良い場所を選ぶことで、病害虫の発生を抑えられます。
2. 水やり
きゅうりの水やりの頻度と量
きゅうりは水分を多く必要とする野菜です。
特に成長期(本葉が4~5枚になった頃)や実がつく時期には、朝と夕方の2回水やりをしましょう。
ただし、土の状態を見ながら行うことが重要です。
乾燥防止のための工夫
乾燥を防ぐために、プランターの表面にワラやバークチップを敷くと、水分の蒸発を抑えられます。
また、朝の水やりをしっかり行い、気温が高い日中に土が乾きすぎないように注意しましょう。
過剰な水やりで病気の発生を防ぐ方法
水をやりすぎると根腐れやうどんこ病が発生しやすくなります。
土の表面が乾いてから水やりすることで、過剰な水分供給を防ぎましょう。
3. 支柱を立てて誘引する
支柱の高さ(cm単位)と設置方法
きゅうりはつる性植物のため、支柱が必要です。
プランターの場合、高さ150~180cmの支柱を立てるのが理想的です。
支柱はプランターの四隅に立て、上部でクロスさせると安定します。
つるの整理と誘引のやり方
成長したつるは、柔らかいうちに支柱に沿わせて誘引しましょう。
園芸用の麻ひもやクリップを使って、茎を優しく固定します。
インターネットを活用した栽培方法
最近ではYouTubeや農業系ブログを活用して栽培方法を学ぶのもおすすめです。
プロの農家の栽培テクニックを参考にすると、より効率的な管理が可能になります。
4. 摘心・整枝・剪定
わき芽の摘み方(子づる・孫づるの管理)
本葉が5~6枚になったら、主枝の先端を摘心します。
子づるは2~3本を残し、それ以外は摘み取ると栄養が分散しにくくなります。
雌花の付いた方と整枝のポイント
雌花がついた子づるを優先して残すことで、収穫量が増えます。
余分な葉や密集した枝を整理することで、風通しを確保し病気の予防にもつながります。
摘心することで本当の成長を促進する
摘心を行うと栄養が側枝に行き渡り、より多くの果実がつきます。
摘心のタイミングを見極めることで、長期間にわたって収穫が楽しめます。
5. 追肥
肥料の適切なタイミング(週間ごとの追肥)
植え付けから2週間後を目安に、液体肥料や緩効性肥料を与えます。
その後は1週間に1回程度のペースで追肥を行いましょう。
有機肥料と化学肥料の違い
有機肥料は土壌改良にもなり、持続的に栄養を供給します。
一方、化学肥料は即効性があり、速やかに効果が現れます。
追肥不足での生育トラブル対策
追肥が足りないと、葉の色が薄くなったり果実が曲がったりすることがあります。
肥料不足を防ぐために、葉の色や成長状態をこまめにチェックしましょう。
6. 病害虫対策
きゅうりによくある病気と害虫(発生しやすい病気)
代表的な病気には「うどんこ病」「べと病」があります。
害虫では「アブラムシ」や「ハダニ」がよく発生します。
予防策と対策
病気を予防するには、風通しを良くし、葉に水がかからないように水やりをすることが重要です。
また、病気が発生したら、早めに被害部分を除去しましょう。
家庭菜園でもできるナチュラルな害虫対策
牛乳スプレーや木酢液を活用することで、化学薬品を使わずに害虫対策が可能です。
天敵のテントウムシを活用するのも有効です。
7. 収穫と保存方法
収穫の目安(cm単位で判断)
きゅうりは開花後5~7日で収穫できます。
長さ20cm程度になったら収穫のタイミングです。
収穫後の保存方法(鮮度を守るコツ)
収穫したきゅうりは、乾燥を防ぐために新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
たくさん収穫するための工夫
こまめに収穫することで、新しい実がつきやすくなります。
収穫が遅れると果実の成長が止まるため、適切なタイミングを見極めることが重要です。
きゅうりのプランター栽培を成功させるコツ
家庭菜園で人気のあるきゅうりは、プランターでも手軽に栽培できます。
しかし、収穫を成功させるためには、適切な管理が欠かせません。
本記事では、きゅうりのプランター栽培で失敗しやすいポイントや、豊作にするためのテクニックについて詳しく解説します。
失敗しやすいポイントと対策
成長不良の原因(肥料・水不足・病気)
きゅうりの成長が思わしくない場合、主な原因として「肥料不足」「水不足」「病気」の3つが挙げられます。
- 肥料不足 きゅうりは生育が早く、多くの栄養を必要とします。特に開花後の実が付き始める時期は、窒素・リン酸・カリウムをバランスよく含んだ肥料を定期的に与えることが重要です。市販の液体肥料を週1回与えるとよいでしょう。
- 水不足 きゅうりは水分を多く必要とする野菜です。特に夏場は土の乾燥が早いため、朝と夕方の2回、しっかりと水を与えましょう。ただし、水の与えすぎも根腐れの原因になるため、プランターの底に水が溜まらないように排水性の良い土を使用することが大切です。
- 病気の発生 きゅうりはうどんこ病やべと病にかかりやすいです。病気を防ぐためには、通気性の良い環境を作ることがポイントになります。過密な植え付けを避け、風通しを確保し、葉の表面が濡れたままにならないように水やりの時間帯にも注意しましょう。
害虫が発生しやすい環境の改善
きゅうりにはアブラムシやハダニなどの害虫が付きやすく、これが原因で生育不良を引き起こすことがあります。
- アブラムシ対策 アブラムシは植物の新芽や葉の裏に付きやすく、汁を吸うことで生育を阻害します。黄色や青色の防虫粘着シートを設置すると、アブラムシを誘引して駆除できます。また、木酢液を水で薄めて葉にスプレーするのも効果的です。
- ハダニ対策 ハダニは乾燥した環境を好むため、葉に適度な湿度を保つことが大切です。葉の裏に霧吹きで水をかけることで、ハダニの発生を抑えることができます。また、天敵であるテントウムシを見つけた場合は、むやみに駆除せず、そのままにしておくと害虫駆除に役立ちます。
つる・葉の整理で健康な株を育てる
きゅうりはつる性植物のため、成長とともにつるが絡み合い、葉が密集しやすくなります。
これを放置すると、日光が十分に当たらず、病害虫が発生しやすくなります。
- 葉の整理 枯れた葉や病気の葉を定期的に取り除くことで、風通しを確保し、病気の発生を防ぎます。
- つるの誘引 つるが伸びたら、支柱やネットに誘引して、適切な方向に成長させることが大切です。絡み合わないように、早めに手を加えると管理が楽になります。
たくさん収穫するためのテクニック
支柱とネットの正しい使い方
きゅうりのつるがしっかりと伸びるように、支柱やネットを使って誘引しましょう。
- 支柱の設置方法 プランターの四隅に支柱を立て、上部で交差させて固定すると、安定した支えになります。
- ネットの利用 つるをネットに這わせることで、葉に均等に日光が当たりやすくなり、病気を防ぐ効果もあります。
わき芽・子づるを正しく管理
わき芽や子づるの管理を適切に行うことで、主枝に栄養を集中させ、収穫量を増やすことができます。
- わき芽の摘み取り 本葉が5~6枚の頃に、主枝から出るわき芽を摘み取ることで、養分が分散せず、健康な株が育ちます。
- 子づるの管理 ある程度伸びたら、不要な子づるは早めに剪定し、主枝を中心に生長させることが重要です。
適度な剪定で本当の成長を促進
剪定を行うことで、通気性が向上し、光合成が促進され、収穫量の向上につながります。
- 下葉の剪定 地面に近い葉は病気にかかりやすいため、不要な葉を適宜取り除きます。
- 収穫後の剪定 収穫した後も、伸びすぎた枝や弱った枝を剪定することで、次の実の成長がスムーズになります。
適切な管理を行うことで、きゅうりのプランター栽培はぐんと成功率が上がります。
しっかりとポイントを押さえて、たくさんの新鮮なきゅうりを収穫しましょう!
きゅうりのプランター栽培に関するよくある質問(FAQ)
家庭菜園初心者でも本当に育てられる?
きゅうりは家庭菜園初心者にもおすすめの野菜の一つです。
その理由は、比較的生育が早く、環境に適応しやすいからです。
ただし、いくつかのポイントを押さえておくことで、よりスムーズに育てることができます。
まず、プランター栽培では、深さ30cm以上の大型プランターを選ぶことが重要です。
根が深く広がるため、適切な容器を選ぶことで根詰まりを防ぎます。
また、日当たりの良い場所に設置し、毎日たっぷり水を与えましょう。特に夏場は朝夕の2回の水やりが推奨されます。
病害虫対策も重要です。初心者でもできる対策として、防虫ネットの使用や、適切な間隔を空けて植えることで風通しを良くすることが挙げられます。
さらに、定期的に葉の裏をチェックし、害虫を早期発見することも効果的です。
初心者でも基本的なポイントを押さえれば、プランターできゅうりを育てるのは十分可能です。
適切な環境を整え、こまめに世話をすることで、美味しいきゅうりを収穫できるでしょう。
1つのプランターで何の苗を植えられる?
きゅうりのプランター栽培では、基本的に1つのプランターに1~2株が適切です。
きゅうりは根を広く張るため、密植すると生育不良の原因になります。そのため、同じプランターに植える場合は、株間を30cm以上空けるようにしましょう。
また、コンパニオンプランツ(共栄作物)を活用すると、病害虫対策や生育促進に役立ちます。例えば、
- ネギ類(ネギ、ニラなど):病害虫の忌避効果があり、アブラムシ対策になります。
- バジル:害虫を寄せ付けにくくし、香りがきゅうりの風味を引き立てます。
- マリーゴールド:土中の害虫を減らす効果があります。
逆に、ナスやトマトなどの同じウリ科の植物は競合しやすいため、同じプランターに植えるのは避けた方が良いでしょう。
どのくらいの期間で収穫できる?
きゅうりの成長は早く、種まきから収穫までの期間は約50~60日です。苗から育てる場合は、植え付けから30~40日で収穫できます。
発芽から成長の流れは以下のようになります。
- 発芽(約1週間):種まき後、気温が適切であれば1週間程度で発芽します。
- 本葉が展開(2~3週間):双葉の後に本葉が増え、つるが伸び始めます。
- 開花(30日前後):雄花・雌花が咲き、受粉が成功すると実が成り始めます。
- 収穫(40~60日):実が10~15cm程度になったら収穫適期です。
早めに収穫することで、次々と新しい実が成り、長期間収穫を楽しむことができます。
肥料を入れすぎるとどうなる?
きゅうりは肥料を好む野菜ですが、与えすぎると逆効果になることがあります。
特に窒素分を過剰に与えると、以下のような問題が発生します。
- 葉ばかり茂る(つるボケ):葉が大きくなりすぎて実がつかなくなる。
- 実が曲がる:肥料バランスが悪いと、曲がったきゅうりができやすい。
- 根が傷む:肥料濃度が高すぎると、根が傷んで生育不良を起こす。
基本的には、植え付け時に元肥(堆肥や緩効性肥料)を施し、生育期には週1回程度の追肥を行うのが適切です。
適量を守ることで、健康なきゅうりを育てられます。
支柱が必要なのはなぜ?
きゅうりはつる性植物のため、支柱を立てることで効率よく生育させることができます。
支柱を使うメリットは以下の通りです。
- 日当たりと風通しを確保:葉が重ならず、病害虫の発生を抑えられる。
- 収穫しやすい:実が地面につかず、きれいな形で育つ。
- 病気のリスクを軽減:地面に接触しないことで、腐敗や病気の発生を防ぐ。
一般的には、1.5~2m程度の支柱を使い、誘引クリップやひもでつるを固定しながら育てます。
適切に支柱を活用することで、健康的なきゅうりを収穫しやすくなります。
害虫がつかないようにするには?
きゅうり栽培で特に注意したい害虫は、アブラムシ、ウリハムシ、ハダニなどです。
害虫対策として、以下の方法が効果的です。
- 防虫ネットを活用:アブラムシやウリハムシの侵入を防ぎます。
- コンパニオンプランツを植える:バジルやネギ類を一緒に植えると害虫を寄せ付けにくくなります。
- 葉の裏をこまめにチェック:早期発見・早期駆除が重要。
- 木酢液やニームオイルを散布:自然由来の防虫剤で害虫を抑えられます。
- 黄色の粘着トラップを設置:アブラムシなどを捕まえるのに効果的。
無農薬で栽培したい場合は、こまめな観察と物理的な防御策を組み合わせることで、害虫被害を最小限に抑えられます。
適切な管理をすれば、プランター栽培でも美味しいきゅうりを育てることができます。
ぜひ家庭菜園で挑戦してみてください!
まとめ
- 適した品種を選ぶ
- プランター向けの「夏すずみ」「フリーダム」などを選ぶと育てやすい。
- 必要な道具を準備する
- 深さ30cm以上のプランター、野菜用培養土、支柱、肥料を用意。
- 植え付け時期と方法を守る
- 4月~6月が適期。株間30cmほど空け、根を傷つけないように植える。
- 水やりは朝か夕方に
- 乾燥に弱いため、土が乾いたらたっぷりと水を与える。
- 適切な肥料管理
- 植え付け2週間後から週1回の液体肥料を与え、生育を促進。
- つるの誘引と整枝をする
- 支柱に誘引し、摘芯や脇芽の除去で成長を調整する。
- 収穫のタイミングを守る
- 長さ18~20cmになったら収穫し、味や食感を損なわないようにする。
- 害虫・病気対策を徹底
- 風通しを良くし、アブラムシやうどんこ病を早期発見・対策する。
- 土の管理を適切に行う
- 排水性の良い土を使い、腐葉土や堆肥を加えて栄養を補う。
- 初心者でも継続しやすい環境を作る
- 水やりしやすい場所に設置し、日々の観察で生育状況をチェックする。